訪問業務に向いている人

介護業界に興味がある。施設での介護から在宅への検討をしている。恐らくそんな人がこのページにたどり着いたのではないかと思います。

私は訪問介護しとして働き、さまざまな理由で辞めていく人をたくさん見送ってきました。今までひっそりと見送ることしかできませんでしたが、私を指導してくれた先輩介護士が寿退社をしたことをキッカケに、ふと介護業界に先輩のような優しい人が増えれば良いなと思い立ち、訪問介護について語ってみようと思いました。

まず、多くの人が入職を検討する際に悩む「職業適性」ですが、訪問介護のお仕事は他職種と比べて顕著に向いている人と向いていない人の差があります。
向いている人は「人のことを思いやり、人の役にたつことが好きだと思える人」
この思いが根幹になければ、どんなに楽な利用者さまと関わることになっても続かないと思います。

また、そんな思いや介護施設での介護経験があっても訪問介護には向かない人もいます。それは、「柔軟な対応・臨機応変な対応が苦手な人」です。訪問介護は基本的に1人で利用者さまのお宅へ伺い、1人で業務をこなさなければなりません。業務中はイレギュラーなことも多く起こるため、どう処置をしたり対応をすればいいかを自分で判断して自分で解決するしかありません。施設であればマニュアル通りにこなしたり、他のスタッフへの相談や連携によりスムーズに対応できます。その場に相談相手がいないというのは自分で考えているより難しいことです。そのプレッシャーに耐えることができずに辞めていく人が多いのも事実です。

私の場合、仕事に慣れるまで、そして慣れてからも先輩が私の話に耳を傾け、その都度フォローを入れてくれていたので、とても心強かったのを今でも覚えています。
現場では厳しい現実があったとしても、事業所内で支えあえる体制があったのは助かりました。逆にこの2点がクリアできれば、時間の融通がかなりきく職業ですので、多くの人、特に子育て中で働く時間に限りがある方でも働きやすい職場といえるでしょう。

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